2016/09/03

本日より”小池千枝の軌跡100年の情熱”開催


本日より、長野県須坂市小池千枝コレクション世界の民俗人形博物館で開館20年目記念特別企画展”小池千枝の軌跡100年の情熱”が開催されます。

写真はオープニングに駆けつけて頂いた高田賢三さん、コシノジュンコさんなど出展者の皆様です。

民俗人形は世界を回らなくても出会える民族服の世界です。ファッションデザインにはその地域で永年に渡り継承され培われてきた機能や素材の美しさに影響されたものが沢山見られます。

今展の展示はデザインされ制作された作品とその作品へインスピレーションを与えたであろう民俗人形を並列し、その対比を楽しむことが出来ます。

これからファッションデザイナーを目指す方、今ファッションデザイナーを目指して勉強をされている方には、発想とは何か、クリエイティブとは何か?を考える良い機会になるのではないでしょうか。


別室では、日本のデザイナーが世界へと向かう切っ掛けとなる一体のstockmanのボディが飾られています。これは必見です。当時の女性の体形の違いがわかります。現在使われているボディはここから改良を加えられ、現代女性に合う形へとなっていきます。それらに関連するデータ資料も纏められ、アトリエ室で観ることが出来ます。

11月29日の閉展まで数々のワークショップなどのファッションに親しんでもらえるイベントが続きます。是非、この機会にご来展頂き、ファッションは夢があって素晴らしいなと感じて貰えれば、小池千枝先生の意思を伝える企画展が成功へ繋がると思います。

http://www.culture-suzaka.or.jp/doll/